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ストリートへ行こう(末廣光夫のジャズエッセイ)


 
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ストリートへ行こう 末廣光夫のジャズエッセイ
2009/11/9更新

 

 

ジャズエッセイ

神戸ジャズストリートのネーミングの発想

 

<ジャズフェスティバル>というのは、夏の季語にしてもいいくらい全国各地で 開催されるのが日本の現状だが、敢えてフェスティバルを避けたいのは、神戸には今年で37年の伝統がある<全日本ディキシーランド・ジャズ・フェスティバル>があるからだ。

そこで、フェスティバルに替わるネーミングはないものかと考えた末, <神戸ジャズストリート>はどうだろうかと。このジャズストリートの発想は、1930年代の半ば頃のニューヨークの52丁目界隈、そこはジャズを聴かせるナイトスポットが軒を並べていた。当時のニューヨークっ子は、夜な夜なジャズを聴くために、それも好きな者は、何軒かの店を「はしご」したという話しだ。「どう、今夜あたりストリートに繰り出さないかい?」といえば、52丁目と言わなくても、ストリートというだけで通じたくらいだ。今は昔日の面影はないまでに廃れてしまったが、これに似たところを地球上に探すとしたら、この日本の神戸三ノ宮のアップタウンしかない。そこは通称<北野坂>。いや昨今ジャズ・ファンの間では、両側の舗道の石畳にはめられている<KOBE JAZZ STREET>のプレートから<ジャズストリート>で馴染んでいるくらいだ。

とにかく、2ブロックの中に老舗の<レストラン・ソネ>をはじめ、6軒のジャズライブハウスが軒を並べているから神戸っ子が自慢気に言うのもわかる。それと神戸がもう一つ自慢するのは、日本のジャズの発祥地として市民権を得ていること。それも今年で80年というから、これは海外に対しても誇れるもので、英国、フランスに次いでジャズに手を染めたようだ。

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